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北海道大学大学院
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Sapporo
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札幌での生活について
先輩からのアドバイス5.一覧
修士課程1年 男
私は北海道に来て5年目になる。最初の年は北海道において珍しい程の夏の暑さと冬の豪雪だった。しかし、実際のところ暑いのは大歓迎であったし、出身が岩手ということで雪もさほど驚かなかった。それよりも北海道の夏はとてもすがすがしく、日本の夏のイメージとは少し異なり、気持ちが良かった。私の中では北海道の冬の厳しさは夏の良さに勝てないと思う。現在の北海道の牧草風景は和人の入植以来壊されてしまった自然ではあるが、初めて見たときは感動した。当たり前のように牛や馬がいて、牧草が広がっている。ここは日本じゃないとそのとき感じた。
生活の上で特に本州と違うことといえば、冬の水抜きぐらいではないだろうか。これも大家の言うとおりに手順を覚えれば問題ない。また最近の住宅にはボタンひとつで水抜きができるものもある。ただ少し面倒くさいのは学校に行くときもしなくてはいけない事だろう。北海道は冬になると寒い日で昼間の最高気温がマイナス10℃というときもある。昼間であろうと安心はできないのである。物価はあまり変わりはないと思う。むしろ家賃に関しては安いぐらいだろう。特にこれは高いなどというものはないが、違うものといえば冬場の灯油代がかかるくらいだろうか。
また冬がそれだけ冷えるということは、スキー場にはいつでも質の良い雪があるということである。北海道に来たならばぜひウィンタースポーツをやるべきである。今までやったことがない人でも冬の間、引きこもっていてはせっかくの北海道を満喫できない。北海道には沢山のスキー場がある。ということは初心者でも気兼ねなく練習ができるマイナースキー場があるということである。ぜひ季節を通して北海道を満喫して頂きたい。
私が本州から来たときは北海道に大きな期待を膨らませてきた。しかし実のところ最初はあまり楽しくもなかった。しかし自分で遠出をするようになり北海道の良さがわかってきた。今でも私は札幌圏をあまり好まない。人も多いし、車も多くはっきりいうと都会だった。でも少し遠くに足を運んでみると建物が何もない平野や、きれいな海、山、川が北海道にはあった。実際、北海道でなくてもそういう場所はある。でも北海道は何か違う。私もそれが何なのかまだわからない。それがスケールの違いなのか、開け方なのか、違いを今ここで教えることはできないが、むしろ自分で探してみてほしい。おいしい魚や食べ物がなおさらそれを引き立てているのかもしれない。日本人として一生に一度は来たほうが良い場所であると私はおもう。
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