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Dr. Kazuomi Hirakawa
Professor
N10W5, Sapporo JAPAN
060-0810
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Section of Earth System Science
Faculty of Environmentsl Earth Science
Hokkaido University
Tel: +81-11-706-2210
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Blog - 退職です

退職です

カテゴリ : 
Diary
執筆 : 
hkazu 2012-4-2 17:46
3月30日付で特任からも退きました. 津波堆積物を研究課題のひとつにしてきたのに,思ってもみなかった3.11超巨大津波が発生してしまって,とにかく今まで研究してきたことから発信できることは全部する,と心に決めて過ごした1年でした. 明日,生まれ故郷の渥美半島に戻ります.想定東南海・南海連動地震が起これば震度7の激震地になっています. 定年だから,と言ってノンビリできそうにありません.北海道は津波浸水予測図の見直しを間もなく公表するようです.津波堆積物の分布は北海道が世界でいちばんよくわかっています.これからは3.11津波以降,この新浸水予測図を作成する過程ではっきりしてきた北海道の超巨大津波の調査・研究を続けなければならないと覚悟を決めています. 生地の渥美半島,伊勢湾を渡って紀伊半島も観たいと思っています. もうひとつは,北海道の町村の新浸水マップに地形・土地条件をプラスして基本的なマップを準備し,その上に小中学生,住民ひとりひとりが,日常の生活や遊びのなかで自分で観た津波堆積物の地点をマークする(見方は小生が現場で何回か示す:教える),避難所の場所もそのなかでみんなで決める,つまりひとりひとりが参加し,マップを常に改良していくような活動を,X町の防災担当の人達とやってみようとあれこれ考えています. ともかく北海道には研究者として日高の山,十勝の森と川と海岸,大雪の山々に導かれて育ててもらいました.感謝の気持ちを忘れることなく,可能な限り頻繁に戻ってきて,しっかりした調査・研究に基づいて,住民のみなさんと共に考えたいと思っています. 有り難いことに,このHPは北大として維持していただけるようです.時宜にかなった文章・情報を書きたいと思っています. 先週,現役最後のフィールドワークにこだわって,まだ観ていなかった石巻〜気仙沼を観てきました.北上川の下流,あれは川ではなくて海ですね.北上川は,リアス海岸の海へ,強引に人工的に付け替えた”川”だから・・・・,あの津波の挙動はその影響が大きいと感じました.ついでに宮古まで足を延ばしました.石巻,女川,牡鹿半島,どこでも津波堆積物はありました.ただ,新しい方は,弥生期以降でしょうか,人間活動によって除去・擾乱されてしまったと思われ,ほとんど残っていません.はっきりしているのは,含まれる土器の編年から,いずれも縄文時代です.宮古・田老では,津波堆積物は崖錐のような急斜面でも,小さな沖積錐地形でも津波間堆積物(腐食土壌)を伴いつつ,何層も,容易に確認できました.三陸でもまだ調査を続けるつもりでいます.
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